うちのカイムについてのテリトリー考








パーソンカメレオン








昨日の通院に関して、カイムが印象深い顕著な体色の変化を示しましたので、それに関して考察してみました。

一般的に、パーソンカメレオンの雄は成長につれて強いテリトリー意識を持つようになっていくと言われ、カメレオンの飼育書などにもそのように書かれています。
また、カメレオンが人間の目線の高さに反応することも、テリトリー意識だと言われます。

昨日、カイムはケージの中ではふだんの体色でした。
病院に連れて行くために私がケージから出したときも、いつもと同じ程度に警戒の黒い模様をうっすら示しました。

カイムを運ぶのに使う、プラスチック製のしっかりした子犬用のドッグキャリー(うちの犬を初めてうちに連れて帰ったときに使用したもので、前回からカイムの移動に使用)の中に入れると、全身が黒っぽい色に変わりました。冷えないようにホカロン等をしっかり使っておいたので、寒くて色が悪くなったわけではありません。

そして診察室で、防寒のためにぐるぐる巻きにくるんでおいたドッグキャリーの蓋を開けると、そこにはカイムの死骸が!…というのはもちろん冗談ですが、死んでしまったカメレオンを何回か見たことのある人間には死骸そのものにしか見えないというくらい全身真っ黒になったカイムが、キャリーの底面に顎~胴~尻尾をつけて、手足を大の字に広げてぺたんとなっていました(大汗)
きっと生きた心地がしなかったのでしょう
取り出すときも、内心、「まさかこのまま死ぬんじゃないよね?」と思わず疑ってしまうくらいの様相でした。

カイムは診察中に少し青緑色が戻ったものの、いつもよりずっと黒い色の占める割合が多かったです。
その状態のカイムを私の腕に乗せて先生の話を伺っているとき、私はカイムが釣り上がったきつい目つきで私を睨んでいるのに気づきました。ちょうどカイムと私の目線が同じくらいの高さだったからです。
すぐに腕を上げてカイムの目線の方が上になるようにしたのですが、そのうち腕が疲れてしまい、私はしらばっくれて腕を元の位置に戻しました。

診察が終了してカイムをドッグキャリーに戻して帰宅して、蓋を開けるとカイムはまた死骸と化していました。
「前回と同じ方法だったのに、今回はいやに多大なストレスを与えてしまった(滝汗)」と思いながら生きる屍と化したカイムを大急ぎでケージに戻すと、ケージの中でまだ私の腕の上にいる状態で、カイムは目だけきょろきょろさせてそこが何処であるかを認識し、みるみるうちに黒い色が消えていき、全身が薄いパステルグリーンに変わりながら、枝に乗り移りました。それから水を飲み、その後、パステルグリーンのままで眠りに付きました。

夜中に確認するといつもどおりの感じで、今朝はふだんの色でふつうに食欲もありました。


3歳を過ぎたカイムは、自分のテリトリーはケージの中であると強く認識していますね。ケージに戻したときに、自分のテリトリーに戻れたことでとても安心して、カイムの感情の変化が如実に体色に表れました。

また、小間使いの部屋の中は自分のテリトリーではないけれど、よく知っている日光浴とトイレとお散歩の場所なので、そこでは屍と化しません(笑)

それに対し、ドッグキャリーの中と病院はテリトリーの外のよく分からない場所です。カイムがドッグキャリーを覚えていたとしたら、そこは前回とても怖い思いをした場所であり、覚えていなければ、テリトリーから出されてしまって心細い上に、これから何が起こるかも分からずとても怖かった。怖さのあまり死んじゃったのですね(^^;

今回、カイムの体色の変化を目の当たりにして、野生のパーソンカメレオンが輸入されたときに、「もう2度と自分のテリトリーに戻れない」まま卸、ショップ、飼育者の下へと環境が変化していってしまうときに感じるストレス…、一昔前の野生のパーソンカメレオンがカメレオンの中でも特に難しいとされた理由が少し分かったような気がしました。
今はCBが流通していて、それだけでもパーソンカメレオンは既に人間を知っている、そして飼育者の下に来る前に、昔は誰も知らなかったパーソンカメレオンに相応しいケアを受けてちゃんと1頭ずつ状態も確認されて、それから飼育者の元に来る…、とても良い時代になりましたね~。
カイムが野生の個体であったなら、きっと私には立ち上げきれなかったのではないかと改めて考えさせられました。


さて、ここで素朴な疑問が湧いてきました。
診察室でカイムが私を睨んだことです。
テリトリー意識ですか?
だってカイムの知らないテリトリーではない場所での出来事ですよ?

この場合はテリトリー意識ではなく、基本単独生活タイプのカメレオンが優劣を決める行為ですね。強い方が上です。野生下では人間と生活を共にしていませんから、同種が出くわしたときに起きます。飼育下では、なぜか人間もその範囲に含まれるのですね(笑)

カイムさんは知らない自分より強いかもしれない男性(雌雄を見分けますよ~←笑)である先生には喧嘩を吹っかけずに、自分がよく知っている小間使いが無礼にも同じ目線の高さになっていることには思わず怒りを覚えられたようです(笑)

カイムさんにケージにお戻りいただいてからちゃんと非礼をお詫び申し上げた、ちょっと律儀な小間使いなのでありました


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これほどはっきりした意思表示、小鉄も自分の家かとかお気に入りの場所かとかはありますが、ここまでではありません。
パーソンは大きいし、テリトリーをはっきりしないと争いになったら大変だからですかね?
でも、頭の良い彼らが野生の生活から日本に連れて来られた時の絶望は考えると悲しいです。ルーカスはキリマンジャロの麓から来日した時、どう思ったのかな…

カイム君も人間も嫌な思いしたときとか、一番安心できる相手に不機嫌な態度とっちゃうものですよ!

ナオキチさん、私もあまりに極端な意思表示に、
本当にびっくりでした(^^;
今日もいつもどおりだったので、やっぱりテリトリーから
連れ出されて、よく知らない所に行ったのが気分(体色)に
出たのですね~。
大きなわりに気が小さいカイムです(苦笑)

野生ではそんなに出くわすほど数がいない気もするのですが、
どうなのでしょうね~?

ルーカス君もさぞショックだったことでしょうけれど、「地獄で仏」に
巡り会えたからこそ、ベタ慣れしたのだと思います(^^)
ルーカス君にとって、いかに幸せな日々だったかが分かりますね~♪

「一番安心できる相手」、そうだといいなぁと思います(*^^*)
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パーソンカメレオン飼育初心者です。飼育はカイムの状態を見ながら常に模索していますので、一般的なパーソンカメレオン飼育と同じとは限らないことをご了承ください。
当ブログは不測の事態が起きた時に振り返って考察するために記していることが多く、「カメレオン飼育の推奨例」ではありません。飼育者の方はご自分の飼育スタイルでお願いいたします。

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パーソンカメレオン・オレンジアイCBの男の子 舌を失ったことを承知で迎えました

わりと幅広く生き物が好きです。両親がペット好きだったので子供の頃からいつも何か家にいて、小鳥・猫・ウサギ・ハムスター・オオスナネズミ・オオヤマネ等と暮らしてきました。現在はチワワの女の子もいます。
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