水槽崩壊とポポンデッタ・フルカタの飼育再開




ポポンデッタ・フルカタ




5年ほど熱帯魚の記事を更新できずにいました。
なぜかというと、4つあった水槽の魚がほぼ半日で全滅してしまい、ショックで1か月くらい落ち込み、顛末を書くことができなかったからです。

その原因は初心者にありがちな「検疫飼育を怠った」ためでした。
当時はつい見栄えを優先して、どの水槽も過密状態(水槽の容量に対して適切な魚の数より遥かに多い数で飼育していた)だったため、水槽のサイズに見合う外掛けフィルターでは能力が足りず、どんなに疲れていても毎晩すべての水槽の水を5分の一ほど換水しており、管理としても限界に達していて、「もうこれ以上魚の数を増やせないな」と思っていました。

が、ある日、気晴らしを兼ねて熱帯魚用品を買いに行ったホームセンターのかなり古びた感のあるレイアウト水槽の中に、当時憧れていた長い尾びれの美しいチェッカーボード・シクリッドのオスの姿を発見した私は、自分の気持ちを抑えることができませんでした。「この1匹だけなら」と思い、私は店員さんにそのチェッカーボード・シクリッドのオスを注文しました。

店員さんが捕獲用ネットで掬おうとしたところ、シクリッドは非常に素早い動きでレイアウトに隠れながら逃げまくりました。隠れるシクリッドを追い出して捕獲するため、店員さんが水槽の中で何度もネットを大きく振り回すうちに、ネットがぶつかって、壁面に斜めに取り付けてあったヒーターが床に落ち、ソイルが舞い上がって一時水槽の中は何も見えなくなりました。

このとき、なんだかとても嫌な気がしたのですが、ベアタンク飼育で平和ボケしていた私はそれが何を意味しているのか、知識はあったはずなのに思い出せませんでした。

帰宅してすぐにシクリッドを水槽に移して眺め、それから魚のバランスを見て気が変わり、シクリッドを別の水槽に移し直しました。そして再びバランスを考えて、その水槽の魚を1匹、別の水槽に移し、さらにそこから1匹、別の水槽に移しました。それから1時間と経たないうちに、新しいオスの側にいたチェッカーボード・シクリッドのメスが異様な動きを見せ始め、ギョッとして注目していると、次々に魚が異様な動きになっていきました。そしてチェッカーボード・シクリッドのオスも動きがおかしくなりました。ふと見ると、その水槽だけではなく、すべての水槽の魚たちが狂ったようになっているではありませんか。

そうなってからやっと、私は先ほどなぜ嫌な気がしたのかに気づきました。古い水槽のいわゆる「水槽崩壊」寸前のソイルが水中にまき散らされたため、ソイルの中に籠っていた病気か寄生虫が水槽内に解き放たれたのでした…。

家にあったメチレンブルーを水槽に投下してみましたがまったく効かず、私はすぐに系統の違うあらゆる種類の魚病薬を購入して使用しましたが、たった数時間で魚たちは全滅してしまいました。
「たかが熱帯魚」と思う方もいるかもしれませんが、私にとっては大好きで大事な魚たちでした。それなのに、自分で殺したようなもので、あまりにもショックで悲しく、「もう2度と熱帯魚は飼うまい」と思い、飼育用品もすべて処分しました。
大げさな表現ではなく、実際に1か月くらい辛くて元気が出ませんでした。


それでも、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますが、まさにその通りで、3年ほど過ぎた頃から、また熱帯魚を飼いたいという思いが時々湧いてくるようになりました。しかしそのたびに魚たちが全滅した日のことを思い出して、飼うには至りませんでした。

が、今の所に引っ越ししてからは、間取りの都合でカイムとハーマイオニーはエアコンのある寝室住まいです。夜の消灯後、リビングでパソコンをしながら膝の上のうちの犬を撫でていても、うちの犬が自分のベッドに行って寝てしまうと、なんだか寂しい(以前はケージに覆いは掛けるものの、パソコンをしながらカイムの姿が少しだけ眺められるようにしていました)

というわけで前置きが長くなりましたが、昨年、水量4Lの卓上用のミニ水槽と飼育用品を購入して、熱帯魚の飼育を再開しました。
今度は慎重に飼育します。

で、届いた水槽を見てみたら、やぁ、本当に小さい(笑)
ベタ1匹とか、メダカかアカヒレ2匹くらいが適正そうな感じです。でも、以前飼っていた種類が飼いたかったので、ポポンデッタ・フルカタを1匹とアヌビアス・ナナ(お値段が高めの水草ですが、とても丈夫!)で飼い始めました。
小さな水槽の前面部分が曲げガラスになっているせいか、どうもなんだかよく分からない感じにしか撮れないので、ボケているのしかありませんでしたが、画像は以前の未使用のものです。左下に移っているのは当時の自家産のアピストグラマの稚魚です。

ポポンデッタは成長すると5センチになるので1匹にしたのですが、まだ小さい1匹ではさすがに見た目が寂しかったので、小さなメスを2匹追加して、今は3匹で飼っています。
それでも、1日1回餌をあげて、水が蒸発して減ったら足して、ついでに油膜が出ていたら掬って、後は月1回フィルター交換をする程度なので、以前のように管理に追われることもありません。

「アクアリスト」とは程遠いですが、やっぱり私はすごく熱帯魚も好きなんだなぁと実感しています。


追記
今でも熱帯魚名で検索してこのブログに来る方がいるので、初心者の方への注意喚起になればと思い、記事のタイトルを「ポポンデッタ・フルカタの飼育再開」から「水槽崩壊とポポンデッタ・フルカタの飼育再開」に変更しました。


↓ 暖かく見守っていただけると、とても嬉しいです~。




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No title

こんばんわ。

お久し振りです。

春も近いのでボチボチ活動再開してます(笑)
熱帯魚のことはあまりよく知りませんが、共通しているところも多く興味深く読ませていただきました。

私も時々思うことですが、ショップの店員さんはイマイチ生体の扱いや知識が薄い人が多く、お客さんに間違った情報等を教える人も多く、少なからずそれが原因で、命を落とすことが多いような気がします。

過去の出来事はショックですが、現在のご自身の生活環境に合った飼育でお世話も苦にならないのであれば、さかな達も幸せでしょうね。

パーソンカメレオン君達の環境を見れば、手厚い飼育をされているのがわかります。

Re: No title

鍵コメ様

「水槽崩壊」は水槽の床に「ソイル」というものを
敷いて何年もそのままにしてあった場合に起きる
可能性が高いようです。

私も学生時代にベタを飼ったことがあります。
魚って眺めていると気持ちが和みますよね♪

こちらこそ、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Re: No title

sekiteiさん、こんにちは。
コメントをいただけて、とても嬉しいです(^^)


お気遣いありがとうございます。
たしかにショップの店員さんは販売している魚の雌雄の
見分けができなかったり、なんでも「中性の水でOKです」と
言ったり、「調べてみます」と言って本を開いたりと、
いろいろ疑問に思うことがあります。
ちょっと立ち話をしてみても、雇われの身の店員さんの場合、
将来独立して自分のショップを持つといったビジョンでもない場合、
アクアショップの店員さんでも、プロ意識は持ちにくいみたいですね。

ただ、全滅に至ったことについては、店員さんのシクリッドの
捕獲の仕方よりも、「検疫飼育」も「水槽崩壊」もその意味を
知っていた私に責任があると受け止めています。
まさかこのような形でそれが起きてしまうとは思っても
見ませんでしたが…。

今度は長生きしてくれるように気を付けて飼育しようと思います(^_^)

No title

熱帯魚の飼育、イロイロ大変だったのですね!
私も大昔、あいちゃんを迎える前に金魚を数匹飼っていたのですが、
長いコでも、1年未満しか我が家にいられませんでした。
あいちゃんを迎えてからは、
今後、魚を買うことはないだろうな~っと思って、
水槽一式処分してしまいましたが。
今度のコは、長生きされるといいですね!
(お魚の寿命については、まったくわかっていませんが、どのくらいなんでしょうか?)

Re: No title

サチの旦那さんもあいちゃんを迎える前は
金魚を飼われていたのですね~(^^)

魚の寿命は種類によってだいぶ違うようです。
ポポンデッタは2年くらいらしいのですが、
とても好きな魚なので、しっかり寿命を全うさせて
あげられるように気を付けたいと思います(^_^)

こんばんは!

パッキングした水が混ざってしまったか、最初から魚が病気を持っていたのか。。ソイルなど厚く敷く系の床材はどうしても止水域が発生してしまい硫化水素などが溜まってしまうんですよね;
小型種はどうしても弱いもので濾過が出来上がった水槽でもちょっとしたことで調子を崩す事が多かったです。
小型種の長期飼育はホント難しい(寿命も短いですけど;)

チェッカーボードは弱酸性寄りで新水を好む種でしたっけ(?_?)

ドワーフシクリッドは魅力のある種が多くて良いですね♪

Re: こんばんは!

ヒロアニさん、こんばんは(^^)

ソイルは敷いたままなら持つようですが、古いものが
水槽中に視界がゼロになるほど巻き散らかされると、
問題の引き金になるようですね。

魚だけを移したので、硫化水素だったとしたら、4つの水槽
全部が全滅することはなかったかなと思います。

チェッカーボードは中性~弱酸性寄りで、メス2匹はそれぞれ
違うショップで購入しましたが、1匹はうちでは古参でPHの
変化も新水もまったく問題なかったですよ。

アプロケイレイクティス・マクロフタルマスはすごく弱くて、
私には無理だと思い知らされました(:_;)

ドワーフシクリッドは本当に美しい種類が多いですよね(^_^)

No title

こんにちは!

魚たちは残念でしたね・・・。
私は一度にほぼ全滅と言うのを青いカエルたちで経験しました。5年くらい育てていた子達なのでショックでショックで、それ以来カエル採りには行っていません。繁殖させたいがために、無理な冬眠をさせてしまったので、未だに後悔しています。
今いる生き残った数匹は、繁殖とかは考えず自然に任せて冬も活動していれば世話をするし、寝ていればそのまま寒い部屋に置いて休ませています。


魚はメダカを飼育しているのですが、ペットショップ由来でそんなこともあるということで、私も気をつけようと思います。

Re: No title

らんまるさん、こんばんは(^^)

5年間も育てていた子たちのほぼ全滅、
さぞかしお辛い経験だったと思います(:_;)
しかも青い子は変異個体でどこででも
見かける色合いではないですものね。

同じ間違いを繰り返さないとは誓っても、
起きてしまったことの方は元には戻らないですものね~(ノ_・。)

メダカも品種改良によっていろいろな種類が
見られるようになりましたよね。
生き物の飼育は想像もつかないことが起きたりしますが、
楽しいこともたくさんありますので、お互い楽しみながら
大切に育てていきましょうね♪
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パーソンカメレオン・オレンジアイCBの男の子 舌を失ったことを承知の上で迎えました

わりと幅広く生き物が好きです。両親がペット好きだったので子供の頃からいつも何か家にいて、小鳥・猫・ウサギ・ハムスター・オオスナネズミ・オオヤマネ等と暮らしてきました。現在はチワワの女の子もいます。
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